今回は、鼈甲セル素材の付き板の交換です。80年代までの多くの鼈甲柄はセルの成分が多いので、この様に自己発熱して砕けてしまうのです。
注意しましょう。
今回は、エボニーの付き板に交換します。インレイもそのまま使います。
まず、慎重に剥がしていきましょう。
この様な場合は割と隙間があるので、その部分から広げていきます。
慎重に、インレイを取り除いていきます。
面倒くさい作業ですが、有り難いことに厚みがあったので何とか綺麗に取れました。
さて、付き板の制作です。
まず、ヘッドの型を取りセルの幅を引いた大きさに加工します。その後にセルを巻いていきます。
セルは1枚ずつ貼っていきます。
付き板接着前には、トラスロッド゙部、インレイ部分を先に開けておきます。
塗装です。右上は、着色後のセルがき中です。周りと合わせるために、色はアンバーを吹きました。
仕上がりです。