Rickenbacker 4001 1970’s ボディが真っ二つ!なぜなぜどうして。

4001 1970's

 

うわぉ!!こりゃ大変だー!パックリ割れてるー。

何でこんな事に・・・と、思われると思いますが、木には木目があります。
運悪く木目がきっちり繋がっている場合や、元から木目でくっついているようで隙間がある場合など、木ならではの特徴があるのです。

だから、制作するときの木取りは大切なのです。見た目のきれいさよりも、木目が大事なのですよ。
ネック材でも、杢が入ってねじれやすいものが多く売られています。

杢よりもやはり木目がどう通っているか見てから、杢を選ばないととんでもないことになります。
皆さんも注意しましょう。楽器は、道具なのですから・・・。

 

 

最初の写真の右側で接着していますが、こんな感じでダボ補強を補助として行っています。
左の写真は、接着前に4カ所にダボを仕込みピッタリ合うように計算して接着します。
これがずれると、段差が出来たり形が崩れたり、最悪なことになります。

右2枚は、接着後PU座繰りから念のためのダボを打ちました。座繰りのラインがきっちりでていないので、後からパテで元のような凸凹を表現してみました。
さて、続いて塗装に入ります・・・・。

 

 

塗装前の状態。座繰りのマスキングは、ナンバーやモデル名など書いてあるので、消えないようにしているのです。 ラッカーで塗装されていたので、全部生地まで剥がして下地からやり直します。

 

 

<<塗装中>>
この様に、元の状態になるべく近い色で仕上げます。
セル部分は、焼けていたのでそのようにしました。写真では分かりづらいですが・・・。
今回は、BODYのみの修理なのでネックは塗りません。

<<仕上がり>>
と、思ったのですがまたしても、仕上がりの写真を取り忘れてしまいましたので、今回はこれで終了です。
すみません。こんな感じで修理は進んでいきます。
いろいろな修理があり、なるべく異なった種類の修理を掲載していく予定です。