Gibson ES-175 1970’s BGが悲鳴を上げております。

Gibson ES-175

Gibson ES-175

 

今回は、比較的軽度なTOP板落ちです。
写真の矢印部分のバスバーが割れてしまいTOP板がへこんで、BGがかなり上がってしまいました。

これは見ての通り切り込み過ぎで割れてしまった物です。
なぜ、これで出荷するのでしょう。ちなみに2本ともこの様な状況です。

 

Gibson ES-175

 

 

まず、クランプで割れを広げてタイトボンドを隙間に入れていきます。

補強は写真のような物を作ります。
強度、音を考えて大きすぎず強度のある材を考えて作ります。

 

Gibson ES-175

 

 

柱を立ててクランプで固定します。かなり大げさな物に見えますね。
1日置いて、パーツを組み込んで元に戻すだけです。このくらいのTOP板落ちは、数日で終了します。

これよりひどい物は、バスバーの剥がれがかなり広い場合や完全に折れている場合で、2週間位でしょうか。
かなりひどい場合は、バック板を剥がして行うので、1ヶ月以上掛かります。